[i]14年間ウォークマン派だったわたしがiPod touch 6に乗り換えた理由

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先日、NW-MS11以来、14年間買い替え続けていたウォークマンからiPod touch 6 128GBに乗り換えました。

14年間も使っていましたからもちろんウォークマンに愛着はありました。

今回は、そんな愛着を持ったウォークマンを泣く泣く手放し、iPod touchに乗り換えた経緯を話します。

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記事の要約

そもそもなぜウォークマンを14年使い続けたのか

まずお別れの言葉として、「わたしとウォークマン」を綴ろうと思います。

ウォークマンを使い始めたのは1999年から。そこから2007年までは惰性で使ってました。

当時からiPodはありましたが、最初に買ったDAP(Degital Audio Player)がウォークマンだったからという理由でウォークマンを使い続けていました。

この頃のウォークマンはスティック型で、ジョギングしながら音楽を聴くのにとても便利だったことを今でも覚えています。

2007年発売のウォークマンに「クリアオーディオテクノロジー」という音質を良くする機能が付きました。この頃からできるだけ良い音で音楽を聞きたいと思うようになり、音質を良くする機能の付いたウォークマンを買い続けました。付属イヤホンを卒業したのもこの頃です。3000円程度のフィリップスのイヤホンを買って「やっぱ音質が違うわ」とか思っていました。

ウォークマンの音質向上機能は年々進化し、2009年からソニーのオーディオ部門の技術を応用したデジタルアンプ「S-Master」シリーズを搭載し始め、わたしのポータブル用イヤホンもDMR-EX800ST→MDR-Z1000→Aurvana Air→HD25-1 Ⅱ→IE10 pro→T70p or TH-F4N or Buckleと変化していきましたが、それでも音質的には十分満足していました。
参考→idle074_ヘッドホンレビュー02 : HD25-1 Ⅱ|コスパの高い密閉型プロ向けヘッドホン | アイドリングタイム

参考→idle075_ヘッドホンレビュー03 : T70p|テスラの良さが味わえる密閉型ポータブルヘッドホン | アイドリングタイム

参考→idle078_ヘッドホンレビュー06 : Flat4 涛(なみ) TH-F4N|開放型ヘッドホンの音場を持つ反則イヤホン | アイドリングタイム

参考→idle100_ヘッドホンレビュー07 : Buckle|コスパ最高!デザイン・音質・機能3拍子揃った新時代を切り拓く密閉型ヘッドホン_外観編 | アイドリングタイム

2013年頃からiPodやウォークマンにポータブルアンプをつなげて音質を良くするという方法が流行始めましたが、わたしには「あくまでもポケットに入る大きさの機器で、できるだけいい音で音楽を楽しみたい」という思いがあったので、流行には乗りませんでした。

「最小の構成でほどほどの音質を楽しみたい」ということです。このような考えをもった層に対しての最適解が、2014年までのウォークマンだったと思います。

ウォークマンと決別した理由

このように青春時代を共にしたウォークマンと決別した理由は、大容量でタッチパネル搭載の手頃な価格のコンパクトなウォークマンがなくなったからです。

大容量

最後に使っていたウォークマンは容量64GBのNW-F887でした。「64GBもあれば十分だろ!」と思う方が大半だと思いますが、わたしはMP3やAACではなくFLACで曲をPCに保存しているので64GBでは容量が足りなくなってしまいました。

▼参考記事
ASCII.jp:FLACより高音質? DSDって何!? ハイレゾ音源10の疑問 (1/5)|超高音質オーディオ配信で変えるPCオーディオ環境

圧縮率に依りますが、わたしのFLACファイルは平均して約ビットレート1000Kbps、40MB/1曲なので、64GBの容量だとシステム領域を除いて1500曲程度しか入りません。本当に聴く曲だけ入れるのであればギリギリ足ります。だけど、やったことがある人は共感してもらえると思うのですが、1つのアルバムの中から「これとこれは聴く」と、選定する作業は結構な手間なんですよね。タイミングによって聴きたい曲も変わってきますし。だから、基本的にはアルバムやシングルは丸ごとDAPに入れていきたい

という理由で現時点では64GBより上、つまり最低128GBは欲しいのです。

タッチパネル

「1500曲程度しか入りません」と、さっき書きましたが、1500曲でも十字キーでお目当ての曲を見つけようと大変です。上下ボタンを長押しして曲をスクロールし続けるか、十字キーを何回も押してアーティストやアルバム名からたどり着くしかないからです。

スマホを使う前だったら上記の作業も気になりませんでしたが、数年間スマホを使っていたせいで十字キーの操作が鬱陶しくなってしまいました。タッチパネルであればスクロールはフリックで済みますし、文字列での検索も簡単。ユーザーインターフェースとしてタッチパネルの方が優れていることは明白です。

手頃な価格

まぁ、一番の理由はこれですかねぇ。

ウォークマンの最上位機種がZXシリーズになってから値段が跳ね上がりました。最上位のNX-ZX2が実売価格10万円超え、近日発売のNX-ZX100が実売価格7万越えです。

高い。

これまでは最長でも2年間隔でウォークマンを買い換えてきましたが、この価格になるとそんな頻繁に換えられません。が、ソニーさんは毎年新型のウォークマンを発売します。

カメラの記事でも愚痴りましたが、ライフサイクルが短い商品にそこまでお金を払う気にはなれません。製品としてはずっと使えるので、この考えは新しい物好きな人しか持っていないでしょうが、毎年新しい製品を出されると、どうしても「ぐぬぬ・・・」と思ってしまうのです。これでは心の平穏が得られない!

コンパクト

正直な話、iPod touchを買う前はNW-ZX100を買う気でした。というか予約注文してました。

しかし、ソニーストアで見ると思ったよりも大きく、さらにタッチパネルじゃなかったのでキャンセルしたのです。

コンパクトなモデルとしてA20シリーズがありますが、これもタッチパネルではありません。

ということで、「あくまでもポケットに入る大きさの機器で、できるだけいい音で音楽を楽しみたい」というわたしのニッチな願いを叶えるウォークマンは、ラインナップから姿を消してしまったのです。

なぜ乗り換え先がiPod touchなのか

一部の人たちの間では高級DAPが流行っており、中には40万越えの下記のような機種もあります。

(上記のAKシリーズを作っているiriverなんて、10年前はただの安いDAPしか作っていなかったのに、時代は変わったものです。)

このような機種も検討しましたが、総じて再生時間が10時間程度しかなく、ユーザーインターフェースが成熟していないので、再生時間40時間&ユーザーインターフェイスに定評のあるiPod touchにしました。第6世代はCPUが更新され評判良いですし、何より薄さ6.1mm&重さ88gしかなく、余裕でポケットに入ります。

総括

わたしの好きなウォークマンはどこかへ行ってしまいました。。ミラーレス一眼と同じく、ソニーは高級路線を突き進むようです。それにしても上位機種のNW-ZX100にタッチパネルを搭載しないのはどうかと思いますが。

F880シリーズか、欲を言えばA860シリーズぐらいのコンパクトさ&ユーザーインターフェイスに今の高音質技術を詰め込み、microSD対応128GB以上の容量持った機種がわたしの理想です。
NW-F880シリーズ | ポータブルオーディオプレーヤー WALKMAN ウォークマン | ソニー

NW-A860シリーズ | ポータブルオーディオプレーヤー WALKMAN ウォークマン | ソニー

そのような機種が出れば戻ってこようかと思いますが、それまではiPod touchと仲良くやっていきます。



以上!アイドリングタイムのイド♂(@idomars)でした。


ありがとうございました!

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