[i][写真]ブログで使えるテクニック!物撮りは中望遠で撮ろう

20150616_magfilter (8)
MagFilter&クローズアップレンズを付けたRX100M3で、さっそく何枚か写真を撮りました。

ただ撮影例を載せていくだけでは何なので、前の記事で書いた「物撮りは中望遠を撮る」というわたしのこだわりについて一緒に書いていきます。

この記事での中望遠は、RX100M3の望遠端の70mmのことです。(厳密には70mmは標準域かも知れませんが、大目に見て下さい。。)

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記事の要約

物撮りを中望遠で撮るメリット

わたしが物撮りを中望遠で撮るのは以下のメリットがあるからです。

見たままを撮れる

わたしはブログで使う写真はできるかぎり、現実に忠実でなければならないと思っています。

もしそれがレビュー記事であった場合、わたしの写真を見てそのままポチられる方もいるかも知れません。

その方の購入検討材料になる写真が現実とかけ離れたものでは、正しい検討ができなくなってしまうからです。

広角は像が歪む

RX100M3で被写体を大きく撮るには、広角端の換算24mmで撮ることになります。

24mmであれば、被写体に5cmまで近づけるからです。

しかし、広角レンズで撮った写真は像が歪みます。

▼RX100M3の換算24mm最短撮影例

20150618_chuboen-7

24mmの写真一枚だけではわかりにくいですが、換算70mm+クローズアップレンズで撮った写真と比べると一目瞭然です。

▼左が24mm、右が70mm+クローズアップレンズ

20150618_chuboen-8

広角写真の端へ行けば行くほど歪むので、写真の周辺部に歪みが出やすいです。

▼24mmで撮った料理の左側のサーモンやイクラが70mmと比べると歪んでいます。

20150618_chuboen-9

▼70mmでは後ろの黒い物体から顔を出している赤い食材も、24mmでは隠れてしまっています。

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▼右上を見てみると、お皿の写っている範囲も違いますよね。

20150618_chuboen-11

ちなみにスマホのカメラも広角レンズを使っているので、スマホで被写体に寄って撮った写真も実はこのように歪んでいます。

集合写真で端の人が太って見えたり、顔が大きく写るのもこの広角レンズの特性のせいです。みなさん、できるだけ真ん中に陣取りましょう。

なぜこのような歪みが出るかを知りたい方は、こちらのリンク先のわかりやすい説明をご覧ください。

広角による歪み – 画角 – パースフリークス

中望遠は像が歪まない

一方、標準と望遠の中間である中望遠で撮った写真は人が見たままに近い写真になります。

(丸投げで申し訳ありませんが、理由は上記のリンク先のパースフリークスさんを参照願います)

▼先ほどの料理を70mmで撮った写真

20150618_chuboen-5

▼70mm+クローズアップレンズで撮った写真

20150618_chuboen-6

当たり前ですが、70mm+クローズアップレンズで撮った写真は、70mmで撮った写真をそのまま拡大した構図になります。

被写体にカメラを近づける必要がない

広角側で被写体を大きく撮るには、被写体にできるだけカメラを近づけないといけません。

それにより生じるデメリットが、中望遠で撮るとなくなります。

影ができない

被写体にカメラを近づければ近づけるほど、被写体に影がかかりやすくなります。

ソースがとっ散らかっていてあまりキレイな写真じゃありませんが、「いきなり!ステーキ」で撮ったステーキの写真を使います。

▼24mmでできるだけ近づいて撮ろうとしたところ、写真下部に影が落ちてしまいました

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▼構図が少し違いますが、70mm+クローズアップレンズであれば、被写体と約15cmの距離を保てるので、影は落ちませんでした

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広角でも被写体や撮影位置を変えたりすれば、影が落ちないようすることはできますが、その分、どんどん料理を食べるのが遅くなってしまします。

それに、お店によってはそんなことができるスペースや雰囲気の余裕はなかったりしますしね。

湯気や油の影響を受けにくい

被写体が暖かいものであったり、ステーキのような焼きたてのものだった場合、被写体に近寄りすぎるとレンズが曇ったり、飛び跳ねる油で汚れたりします。

レンズの曇りや汚れを気にして、湯気や油がおさまるまで待っていては、一番おいしそうな瞬間を切り取れず、シズル感を演出できません。(ステーキにシズル感がないのは横に置いておきましょう)

なによりも、自分自身が一番おいしい状態で料理を食べることができなくなってしまいます。

一緒にご飯を食べている人がいると「まだ食べないの?」って言われちゃいますしね。(ブロガーあるある)

そんな状況を避けるために、寄れる中望遠でサクッと写真を撮っちゃいましょう。

余計なものが映り込まない

広角であればあるほど、写真に収まる範囲が広くなります。

▼肉の断面に集中してもらいたいが、後ろのナイフまで写ってしまっている

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中望遠であれば、撮りたい部分を切り取れる。

▼肉の断面に集中してもらえます

20150618_chuboen-1

RX100M3にクローズアップレンズ No.3を付けた効果

この記事は前回の続き記事でもあるので、最後にRX100M3にクローズアップレンズ No.3を付けた効果についてまとめます。

上と同じ画像を使ってのまとめとなりますので、「もう、だいたいわかった」という方は飛ばしてください。

▼70mm、クローズアップレンズなしでの写真

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▼70mm+クローズアップレンズで被写体にできるだけ近づいた写真

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▼24mmで被写体にできるだけ近づいた写真

20150618_chuboen-7

まとめると、RX100M3にクローズアップレンズ No.3をつけると、広角マクロと同じぐらい寄れるということです。

そして、70mmでの撮影距離は約15cmになります。

もっと寄りたい方は、3よりも数字の大きいクローズアップレンズを使いましょう。ただし、数字が大きくなるほど被写体とピントの合う距離が短くなるのでご注意を。

わたしはマクロ写真というよりも、料理などの物撮りでRX100M3を使うことが多いので、これで十分満足です♪

総括

わたしも風景撮影やスケール感を出したいときは、広角で撮ります。

しかし、ブログで紹介する「物」に関しては、「できる限り見たまま」を共有したいという信念に加えて、上で紹介した数々のメリットがあるので、中望遠で撮ります。

ということで、物撮りをされる方には中望遠での撮影をオススメします。

オススメするカメラは、もちろんRX100M3+クローズアップレンズす。

この小ささでこの画質を実現できるズームレンズ付きカメラは他にないでしょう。





以上!アイドリングタイムのイド♂(@idomars)でした。


ありがとうございました!



~~編集後記~~

もっとマクロな写真を撮るために、クローズアップレンズNo.5も欲しくなってきた。

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