Motorolaの初代Android Wear、Moto 360が発表されたときから、「Moto 360、めっちゃカッコいい!」と思い続け、Moto 360第二世代(以下、Moto 360)が発表されたとき、「絶対買う!」と心に誓ったわたしだが、今ではHuawei Watchにすっかり心変わりしてしまった。
同じケースサイズ42mmのスマートウォッチ、Huawei WatchとMoto 360のどちらかを買うために、海外の実機レビューで情報収集していたところ、どうやらHuawei Watchの方が圧倒的に良さげなのである。
今回はその理由を、海外レビューの紹介というスタイルで紹介したい。以下、引用先に特に言及していない場合は、以下のレビューからの引用している。
Huawei Watch vs. the new Moto 360: A detailed real-world comparison | Computerworld
素晴らしい出来の比較レビューなので、英語が読める人に超オススメ!
記事の要約
1. 画面が見やすい
前述の通り、Huawei WatchとMoto 360の外径は同じだが、ディスプレイのサイズは若干Huawei Watchの方が大きく、表示できる情報量が多い。
The 42mm version’s screen is a hair smaller than the one on the Huawei Watch, at 1.37 in. — enough of a difference that you lose that extra line or two of text —
また、ディスプレイに有機ELを採用しているHuawei Watchは液晶のMoto 360よりもコントラストが高い。
致命的なのは、Moto 360のアンビエントモード(低電力で常時表示を実現するモード)は表示が暗すぎて使い物にならないことである。
The problem is that the new 360’s ambient mode just isn’t very good. It’s super dim, for one — so dim that it’s impossible to see in many conditions, which kind of defeats the purpose of having it in the first place.
上記引用部以外のところで、「Moto 360のアンビエントモードはDOSのビデオゲームのような低解像度」とも書かれていて思わず笑ってしまった。確かに記事内の写真を見ると、Moto 360のアンビエントモードはHuawei Watchのそれよりも解像度がガクッと落ちていた。Android Wearの中でもひどい方なのではないかと思う。
一方、下記のレビュー記事ではHuawei Watchの解像感とアンビエントモードは競合より優れていると評価されてる。
The quality of the display is immediately apparent when viewing this watch as watch faces are much more crisp than the competition. Besides higher quality watch faces, even ambient display feels much better and more useful on the Huawei Watch.
Huawei Watch Review, the classiest Android Wear smartwatch available right now
もちろん、Moto 360をある意味有名にしている悪名高いディスプレイ下部の非表示部(英語圏では”flat tire”と呼ばれているらしい)もマイナス点である。ほんの少し、円が削れているだけなので実用上はさほど問題ないが、アナログ時計のフェイスを表示した際、やはりデザイン性を欠いてしまう。文字盤の「6」の文字がなかったら変だろう。
さらに、Moto 360にはデザイン上の欠陥がある。参考写真を貼れないので申し訳ないが、Moto 360のディスプレイはベゼルから浮き上がっている。 本体を横から見たとき、ベゼルの上に台形が乗っている感じだ。上から見たとき、台形の斜辺部は光の屈折により表示がゆがんで見える上、状況によって異は光が反射し、画面が見えないことになる。つまるところ、台形の斜辺分ディスプレイが実質小さくなっていると言っていい。見た目を重視したのだろうが、わたしのように機能性を重視している人間からするとガックリくるところである。
Both arrangements have their own form of visual appeal, though the Moto’s comes with the downside of creating a strange light-refracting effect along the screen’s edges (particularly noticeable when a light background is being shown on the display).
2. 画面が傷つきにくい
Huawei Watchはディスプレイにサファイアガラスを使っているのでキズに強い。他方、Moto 360はおそらく普通の素材を使っているにも関わらず、前述のようにディスプレイが浮き上がっているので、ディスプレイを何かにぶつけて傷つけてしまう可能性が高い。
普段から時計をしている人は、「腕時計をぶつけるなんてありえないだろ」と思うかも知れないが、普段腕時計をする習慣のないわたしはぶつけてしまう可能性が高いので結構重要なポイントだったりする。実際、Fitbit Charge HRもガンガンぶつけて傷だらけなのである。
3. 動きがスムース
Huawei WatchもMoto 360もスペックは同じだが、なぜかHuawei Watchの方が動きがスムースらしい。
But for whatever reason, in real-world use, the Huawei Watch is noticeably smoother.
自社初のAndroid Wearでここまでチューニングを詰められるHuaweiの技術力は素晴らしい!
4. 作りが良い
2機種の最も値段の安いモデルに同梱されるレザーストラップの品質を比べると、Huawei Watchに同梱されているものの方が高級感があるという評価である。
As for the bands, the Huawei Watch’s leather is a significant step above the Moto 360’s. It looks nicer — more like a real leather band you’d find on a regular watch, whereas the 360’s is a bit on the cheap side in appearance.
また本体の裏面は、Moto 360はプラスチックあるのに対し、Huawei Watchは心拍センサーがある部分以外は金属である。
The watches’ bottom sides reveal another interesting difference: While the 360 has glossy plastic on its underbelly, like Motorola’s first-gen model, the Huawei Watch has actual metal.
最安モデルの価格は、Huawei Watchの方が$50高いから当然かもしれないが、Huawei Watchの方が作りが良いと言える。
5. スピーカーが内蔵されている
それは、先週米国などで発売された Huawei Watch にスピーカーが内蔵さrていることが Android Police による簡単な分解調査で判明したのです。同サイトによると、現時点では Huawei Watch のスピーカーからは音は出ないそうです。
Android Wearは今後のアップデートで内蔵スピーカーをサポート?Huawei Watchでスピーカーの搭載が確認される | ガジェット通信
機能が多い分、世代遅れになるのが遅そうのなので、Huawei Watchの方が魅力的。
不評な点
Huawei Watchの唯一の欠点は充電方法。本体裏面の充電端子と充電器側のピンをピッタリ合わせないと充電できず、この作業が少しわずらわしいらしい。
It isn’t entirely ideal — you have to take a second to make sure the pins are aligned and the watch clicks into place when you set it down, and since the watch sits on top of the disc instead of fitting within it, it sometimes take a little maneuvering to get things locked in properly — but it’s still quicker than plugging a cable into a phone, for perspective.
個人的には、本体の完成度がこれほど高いのであれば、充電時に少し手こずってもいいと思っている。
総括
今回はHuawei WatchはMoto 360との比較レビューを紹介したが、他の実機レビューでもHuawei Watchの評価は非常に高く、現時点でのベストバイであることは間違いなさそうだ。
ということで、昨日、日本でもHuawei Watchの販売予約が始まったのでさっそく予約した。
届いたら、今度は写真付きでレビューする予定である。
▼購入後のレビューはこちら
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