スイスに住んでるおかげで、日本未発売のGalaxy S7を普通に手に入れることができました。理由は後述しますが、買ったのはGalaxy S7 edgeではなくノーマルのGalaxy S7の方です。1ヶ月使ったので大満足な点とちょっと不満な点をレビューします。
わたしにとってはGalaxy S2以来、2度目のGalaxyですが、S7もS2の時と同じく大満足の使用感です。
記事の要約
大満足な点
RAM4GB搭載で余裕がある
ついこの間まで、「メモリを多く載せると電池を食うし、そんなに使うことはないから2GBぐらいあれば十分」なんて言っていたのに、もう4GBです。
確かにメモリは少なくてもAndroidは動きます。しかし、メモリが多ければ多いほど、多くのアプリを、PCと同じように開いたままバックグランドに待機させることが出来ます。言い換えると、再読み込みなしで次々とアプリを切り替えることができるようになるということです。
Galaxy S7を買ってから、RAM使用率が80%を大きく超えたことがありません。これはRAMをたくさん積んでいるからではなく、RAMが何GBであろうと急激なRAM使用量増加でOSが落ちないように、RAM使用率80%を超えそうになったらシステムがバックグランドのタスクを古い順に切っていると考えたほうが妥当です。
そうだとすると、RAM2GBの場合、2GB×80%=1.6GBが開いたままバックグランドで待機させることのできるOS&アプリの許容容量となります。RAM4GBの場合、4GB×80%=3.2GBです。4GBと2GBでは1.6GBもの差が出ます。この差は使用感に大きな違いを生みます。
▼参考に主要アプリのRAM使用量を載せます。Kindleを裏で開きっぱなしにしておくには300MB以上のRAMが必要です。
スマホをツールとして使う上で、アプリ切り替え時の再読み込みの頻度が減るというのは非常に大きな改善だとわたしは思います。
オーバーヒートしない
Galaxy S7はオーバーヒートして、機能に制限がかかることはありません。充電中も、熱くはなりますが「温かい」程度の熱さです。わたしのGalaxy S7のCPUはSamsung製Exynos 8890ですが、さすがiPhoneにCPUを供給しているだけのことはあると言ったところでしょうか。
防水でお風呂でも安心
わたしは入浴中もスマホをいじるスマホ中毒者なので、防水機能は必須でした。Galaxy S7は「IP68」の防塵・防水性能です。IP6は粉塵が完全に内部に侵入しないレベル。IP8は完全な密閉状態であり、水面下での使用が可能なレベルなので、どこで使おうが水没する心配はありません。
ちなみに防塵等級の上限は6、防水等級の上限は8。つまり、Galaxy S7は防塵、防水ともに最高の性能を誇ると言うことです。
バッテリー3000mAh搭載
前機種のF-05Fは最高のバッテリー性能だったので、次の機種もバッテリーには妥協したくありませんでした。Galaxy S7は3000mAhのバッテリーを搭載しており、電池保ちはF-05Fと遜色ありません。わたしの使い方であれば、1日半は余裕で保ちます。
▼<参考>バッテリー性能含め、前機種F-05Fをベタ褒めした記事。
Idle097_今最高にオススメしたい白ロムARROWS NX F-05Fを選んだ5つの理由 | アイドリングタイム
充電時間が短いのも助かります。30%ぐらいからなら1時間で100%近くまで充電できます。 「便利だな-」と思ってましたが、下記リンク先を見るとiPhone 6sや同じバッテリー容量のHuawei P9は満充電に150分かかるようなのでこの速さは劇的っぽいですね。
▼<参考>Battery Benchmarksで比較されています。
Huawei P9 Review – Call Quality, Battery life and Conclusion
Battery Benchmarks …
片手で持てる5.1インチのサイズ
わたしが絶対に譲れない片手で持てるサイズをGalaxy S7はギリギリ実現しています。Galaxy S7からたったの5g増で5.5インチ&3600mAhを実現しているGalaxy S7 edgeを買わずに、ノーマルのGalaxy S7を買ったのはこれが理由です。
「5インチが片手で持てる限界サイズではないか」と思っていましたが、Galaxy S7は細いベゼルと両サイドのデザインにカーブを採用することにより5.1インチでもギリギリ片手で持って扱えるサイズになっています。
▼<参考>片手で持てるサイズについて熱弁した記事。
Idle020_なぜガジェット好きはスマホやタブレットを複数持つのか? | アイドリングタイム
指紋認証でロック解除のストレスなし
わたしはF-05Fで指紋認証の快適さを知りましたが、Galaxy S7はF-05F以上に快適です。Galaxy S7の指紋認証はiPhoneのパク○なわけですが、認証精度は所有しているiPhone6以上です。iPhone6ではたまに認証を失敗することがありますが、Galaxy S7では一度も失敗したことはありません。
指紋認証が付いてないスマホを使っている方!指紋認証はロック解除のストレスを無くしてくれるので、さっさと指紋認証付きのスマホに替えた方が良いですよ!
Gorilla Glass 4は頑丈
買ってから何度かGalaxy S7を落としていますが、Gorilla Glass 4を採用したディスプレイには傷一つ、、付いてます。画面を消灯してよく見ると薄っすらと傷が入っています。が、油汚れと見分けが付かないほどの浅い傷で、普通に使っている分にはまったく気付きません。
▼カメラを構えたわたしの右手が写り込んでいる辺りに、上を向いた円弧状の傷があります。わからないでしょう?
Gorilla Glass 4は頑丈なので、今後も液晶保護フィルムは貼らずに使っていこうと思います。
マルチウィンドウが便利
Galaxy S7にはマルチウィンドウ機能が付いています。対応アプリは多くはありませんがこれは便利です。
▼Google mapで調べた経路を出しながら、乗換案内アプリに駅名を入力したり、
▼ブログに使う写真を見ながら、ブログ記事を作成できます。モブログが捗りまくりです。
画面の割合は自由に変えられるので、通常バックグランド再生ができないYoutubeの音楽を流しながらネットサーフィンもできます。
進化した有機EL
Galaxy S2を使っていたときの有機ELの問題と言えば、「照度が低く、炎天下では画面が見えない」と「画面が焼き付く」の2点でした。実際、Galaxy S2では両方の問題が確認できました。
しかし、5年ぶりのGalaxy S7ではこの2つの問題を気にする必要はありません。Galaxy S7の画面は炎天下でもはっきりと画面を認識できるほど明るく、画面の焼き付きを防ぐために常時点灯ディスプレイ機能が付いたので、焼き付きの心配も減ります。
カメラ好きも納得させるカメラ
Galaxy S7を買って良かった最大の点はカメラ機能ですが、カメラ好きのわたしがこの点について語りだすと止まらないので、この点については別の記事でまとめます。
ここでは現時点でのスマホ最高画質であると書くだけにとどめておきます。
Galaxy S7 / S7 edgeがDxOMark Mobileのカメラベンチマークで総合1位に | ガジェット通信
▼<参考>Galaxy S7の写真だけで書いた旅レポ3部作です。
[i]スイス モントルー~ユングフラウ ゴールデンパスラインの旅 1日目前半 | アイドリングタイム
[i]スイス モントルー~ユングフラウ ゴールデンパスラインの旅 1日目中盤 | アイドリングタイム
[i]スイス モントルー~ユングフラウ ゴールデンパスラインの旅 1日目後半 | アイドリングタイム
ちょっと不満な点
少し重い
Galaxy S7の重量は152gです。片手で持つには重さを感じます。 「3000mAhのバッテリーを積んでるからしょうがないのかな」と思っていましたが、Huawei P9は5.2インチ3000mAhで144gです。凝縮感があるとも表現できますが、謎の重さです。
タッチ感度が良すぎる
Galaxy S7でブラウジングをしていると、スワイプしてスクロールしようとしたのに、リンクを押した判定になり、新しいページが開いてしまうことがあります。タッチ感度が良すぎるのも困りものです。
総括
海外レビューで軒並み高評価を得ているGalaxy S7ですが、実際に使ってみてもまったく不満のない素晴らしい出来でした。Galaxy S2がそうであったように、現時点の最新の技術で作られた全部入りの機種で、満足度は非常に高いです。
Galaxy S7はAndroidの現時点でのリファレンス機と言って良いでしょう。日本ではまだ発売日が決まっていませんが、絶対に買って損はないと断言します。
Galaxy S7、スマホに望むすべて備えA評価-意外性はなし
Galaxy S7、スマホに望むすべて備えA評価-意外性はなし – WSJ
以上!アイドリングタイムのイド♂(@idomars)でした。
ありがとうございました!