絶賛愛用中のFitbit Charge HRを買った際、「せっかくだったらGPSも付いてればよかったのに」と思いました。
それで色々調べた結果、現時点でフィットネストラッカーにGPSは内蔵する必要はないという結論に達しました。今回は、その理由を共有します。
記事の要約
なぜGPSが欲しかったのか?
まずはFitbit Charge HRにGPSが付いていて欲しかった理由ですが、まとめると以下の2点となります。
- ランニング時の距離を記録するために、スマホを持って行くのが面倒くさいから
- ランニング時の走行ペースを知りたいから
まず1についてですが、Charge HRでランニング時の距離を記録するには、スマホのFit bitアプリを起動する必要があります。なので、ランニング時にはスマホを携帯する必要があります。なんだかんだでスマホはかさばるので、これは面倒です。
2については、マラソン大会出場を視野に入れたランニングをする際は、1kmあたり何分で走っているかのペースを基準にトレーニングメニューを組むことになるので、GPSデータを基にしたペース表示機能はついていて欲しかったのです。1
フィットネストラッカーにGPSは必要ない理由
上記のように思っていたわたしが、Charge HRをはじめとしたフィットネストラッカーにGPSは必要ないと結論づけた理由はたった一点。
GPSを使うとバッテリーの減りが劇的に早くなるから
GPS内蔵モデルFitbit Surgeを調べてわかったこと
Fitbitには日本未発売のSurgeというCharge HRの上位モデルがあります。
SurgeとCharge HRのハード部の大きな違いは以下の2つです。
- 連続使用日数 Surge:最長7日間 Charge HR:最長5日間
- SurgeはGPS内蔵
しかし、SurgeでGPSを使用した際の最長動作時間はたったの5時間です。
フル充電した Surge は GPS アクティビティを最大 5 時間記録できます。GPS を使用するアクティビティを行った後は、Surge を充電することをお勧めします。
Help article: Surge でランニングやエクササイズを記録したいのですが、どうしたらいいですか?
Charge HRよりもバッテリー保ちの良いSurgeで5時間しか保たないなら、Charge HRにGPSが付いていたら動作時間はもっと短かったことでしょう。それに、これだけ急激にバッテリーを消費してしまうのであれば、充電回数が増えるので、Charge HRの長所がスポイルされてしまいます。
▼おまけ:SurgeとCharge HRの比較
フィットネストラッカーに必要な2つの要素
個人的に、フィットネストラッカーは以下の2つの要素を満たしている必要があると思います。
- かさばらない
- 電池持ちが良い
GPS内蔵のフィットネストラッカーで2を満たすには、現状ではバッテリーを増やすという解決策しかありませんが、そうすると1に反することになります。
なので、バッテリー技術か、GPSの省電力技術の革新が起こるまでフィットネストラッカーにGPSは必要ないという結論に至ったのです。
以上!アイドリングタイムのイド♂(@idomars)でした。
ありがとうございました!
photo credit: Battery via photopin (license)
~~編集後記~~
トレーニングするときは精度面から考えてもポラール・ガーミンのツールを使った方がよいかも。
- Apple WatchはCharge HRと同じくGPSは内蔵していませんが、Watch単体の加速度センサーのデータ or iPhoneのGPSデータからペースを表示できるので、厳密に言えばGPS内蔵うんぬんではなくペース表示機能の話ですが ↩