[i]スマートウォッチの使いこなし方【Apple Watch/Android Wear問わず】

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昨日、Apple WatchのOSであるwatchOS 3が発表されました。スマートウォッチへの関心が再び高まっていると思うので、Apple Watchは持っていませんが、Android Wearを半年以上使ったわたしが、スマートウォッチを使いこなし方をご紹介しましょう。

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記事の要約

スマートウォッチは情報アウトプット型ウェアラブルデバイス

最初に、スマートウォッチの定義に関するおもしろい記事があったので引用します。

これまでのウェアラブルは大きく分けて、apple watchやgoogle glassのようにデバイス上での情報表示に重点を置く、つまり情報アウトプット型のウェアラブルと、fitbitやjawboneのようにユーザーの体から活動量や心拍数などのバイタルデータを取得し、トラッキングすることに重点を置く情報インプット型のウェアラブルという2つのタイプがありました。
【博報堂生活総研酒井研究員が見た!SXSW視察レポート①】疲労回復から痛み緩和、筋肉増強まで! SXSW発ウェアラブル“第三の波” | 博報堂 HAKUHODO Inc.

この記事を読んだとき、「なるほど」と思いました。スマートウォッチとは情報を表示する(アウトプットする)ウェアラブルデバイスなのです。

スマートウォッチを単体で使おうと思うことが間違い

Huawei Watchを半年以上使ったわたしも、上記の定義通りの感想を抱いています。

その感想を二言でまとめると、「スマートウォッチはスマートフォンの情報を表示するための端末である。ゆめゆめ単体で使おうと思うなかれ。」です。

Apple WatchやAndroid Wear用のアプリは色々開発されていますが、そのほとんどがスマホアプリの機能縮小版です。

スマートウォッチはスマホとBluetoothで接続して使う事が前提なので、スマートウォッチを使う時はスマホもすぐ近くにあるということです。すぐ近くにスマートウォッチより画面が大きく、操作もしやすいスマホがあるのに、わざわざスマートウォッチで機能縮小版のアプリを使いますか?使いませんよ。普通にスマホのアプリを使います。だってその方が快適だから。

それに、当たり前ですがスマートウォッチのアプリを使うとスマートウォッチの電池の消耗が激しくなります。たとえば、Android Wearアプリにポモドーロタイマーというものがあります。このアプリを使うと、スマートウォッチ単体で25分と5分を交互に計り、通知してくれます。

▼ポモドーロとはなんぞや?という方へ
今日から始める生産性アップ術。ポモドーロ・テクニック再入門ガイド | ライフハッカー[日本版]

でも、スマホで同じ類のアプリを使っても、25分と5分終了時にスマホの通知がスマートウォッチ転送されるので、スマートウォッチでポモドーロタイマーを使うのと同じ効果を得られます。ならば、わざわざバッテリー容量の少ないスマートウォッチでポモドーロタイマーを起動させる必要性はまったくありません。

「スマートウォッチにはSiriとかOK Googleがあるじゃない」と思っているあなた。SiriやOK Googleは確かに素晴らしい機能です。この間、「ライン川の長さは?」とOK Googleで聞いて、バッチリ答えを返してきたときには感動を覚えました。しかし、まだ彼らはこちらが欲しい情報を100%返してくれるレベルではありません。確実な情報が一発で欲しいときはググるに越した事はないので、結局そんなに使う機会はないのです。

つまり、スマートウォッチは単体では使えない

と、ここで思考停止すると下記のレビューアーさんみたいになってしまいます。

Apple Watchについて尋ねられたら、あれはお金と時間の無駄だって答えるようにしています。
【レビュー】僕がApple Watchを1年でヤメた本当の理由 : ギズモード・ジャパン

彼に言いたい。「使えないガジェットに使い道を見出してこそのギークだろ!ギズモードのスタッフとして恥ずかしくないのか!」と。

ここから単体では使えないスマートウォッチをうまく使う方法について考えてみます。

常に身に着けているという特徴を生かす

スマートウォッチをうまく使いこなすには、常に身に着けいてるという特徴を生かした使い方をする必要があります。スマートウォッチがスマホに勝っている点は、ウェアラブルの名の通り、常に身に着けているという点しかないからです。具体的には、「振動によるリマインダー機能」を生かす必要があるということです。この点は、Apple WatchでもAndroid Wearでも同じです。

たとえばジョルダンの乗換案内は、検索結果をAndroid Wearに送信すると、Android Wearの振動と画面表示で降車タイミングを知らせてくれます

乗換アプリで経路を検索した後、結果画面から情報をスマートウォッチに送信すると、電車を乗り降りする際でスマートウォッチにアラームが鳴る。どの駅でアラームを鳴らすかは細かく設定でき、さらに到着の10分前、3分目、1分前といったように通知のタイミングを微調整することも可能だ。これに加え経路検索結果の詳細を、いつでもスマートウォッチ側で確認できる。
降車駅が近づくとスマートウォッチにアラーム!乗り過ごし防ぐジョルダン乗換案内アプリ - インターネットコム

電車に乗っている間は、スマホを見るか、本を読むか、寝るかの3択のわたしにとって、自動で(スマホからAndroid Wearに乗換情報を飛ばす必要はありますが)降車タイミングを知らせてくれるこの機能は非常に有益でした。そして、これは「振動によるリマインダー機能」をうまく生かした機能だと思います。

もちろん、シンプルにリマインダーとして使うのもアリです。現代人は常にスマホと一緒にいますが、カバンの中に閉まっていたり、ポケットに入れていたり、サイレントモードにしていたりすると、スマホのリマインダー通知に気付かないことがあります。スマートウォッチで通知を受け取るようにすれば、その様な事態を避けられ、漏れなく、確実にリマインダーに気付けます

「振動によるリマインダー機能」を生かす使い方の中で、最も実生活を変える力を持っているのは振動目覚まし時計としての使い方だとわたしは考えているのですが、この使い方に関しては、スマートウォッチよりも着けたまま寝ることを想定しているFitbit Charge HRのような情報インプット型ウェアラブルデバイスの方が適しています。

Fitbit Charge HRの振動目覚まし機能は本当に重宝するので、早起きしたい方は絶対買った方がいいですよ!

▼特に運動していない今でも振動目覚まし時計として大活躍中のFitbit Charge HRのまとめ
[i][レビュー]Fitbit Charge HRの使い方~導入編~+まとめ | アイドリングタイム

▼振動目覚まし時計としてなら心拍測定機能のないFitbit Chargeでもいいと思います。もっとバンドが細いリストバンド型のFitbit製品はありますが、バンドが細い=バイブが弱いので、目覚まし時計としては程よい大きさでしっかり振動するFitbit Charge HRかFitbit Chargeをオススメします。

総括

リマインダーアプリ以外で、「振動によるリマインダー機能」をうまく生かしたアプリは上記の乗換案内以外、まだ見つけていません。Android Wearアプリで何かオススメがあれば教えてください。

使い方を自分で考え出さなければならない様では、スマートウォッチはいつまで経っても一般に普及しない気がしますが、悲しいかな現状はこんな感じだと思います。リマインダーとしての活用しかできないので、タスク管理というか自己管理大好き人間にはマストバイですが、自己管理に興味がない人には、実用面ではあまり役に立たないと思います。

しかし、わたしはHuawei Watchを購入してまったく後悔していません。逆にわたしにとってHuawei Watchは生活に欠かせないものになっています。上記で紹介した乗換案内は日本でしか使えないのでスイスではまったく使っていないにも関わらずです。

なぜなら、確実に購入金額の元を取れるスマートウォッチの使い方を編み出したから!

この使い方をすれば、100万円以上するApple Watch Editionを買ったとしても元を取れます。その方法は次回。

▼その方法について書いた記事です。<更新 2016/06/16 12:10>
使い道のないスマートウォッチを人生に欠かすことのできないツールに変身させる方法 | スケジュール・時間・タスク管理&生産性向上術データベース

▼Huawei Watch自体のレビューはこちら
[i][レビュー]Huawei Watchは半年使っても不満が出てこない神機 | アイドリングタイム

▼現状、Android Wearは性能面で見ると、Huawei Watch一択。自己管理好きのAndroidユーザーは買いに走れ!

▼自己管理女子にはこちら♪

68個のスワロフスキーを散りばめた女性向けHuawei Watch。『Jewel』と『Elegant』の2デザインを用意、スペックは据え置き – Engadget Japanese




以上!アイドリングタイムのイド♂(@idomars)でした。


ありがとうございました!

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