スイスに来て、今日で1年経ちましたが、住む場所を日本からスイスに変えても何も変わらなかったことをここに記します。
人間が変わる3つの方法
下記は、経営コンサルタントの大前研一さんの言葉です。
人間が変わる方法は3つしかない。1つ目は時間配分を変えること。2つ目は住む場所を変えること。3つ目は付き合う人を変えること。どれかひとつだけ選ぶとしたら、時間配分を変えることが最も効果的。
スイスに来た頃のわたしは、上の言葉から「住む場所を日本からスイスに変えたんだから、こりゃ自分大変革が起こっちゃうな」とウキウキしていました。
しかし「スイスに来たことで何か変わったか?」と問われれば、「何も変わっていない」と言うのが実情です。
まず「やりたいこと」ありき
この実情から、上の3つの方法は、「やりたい」ことがあって初めて機能するのではないかと考えます。
おそらく、「英語を話せるようになりたい」という目標を持ってスイスに来ていればわたしの英語ももう少しマシになっていたことでしょう。しかし、特にスイスに来てやりたいことがなかったので、何の変化もなかったのです。
大前さんの言葉は、変わりたいと思っている人に向けた言葉なので省略されているのだと思いますが、やはり人が変わるにはまず「やりたいこと」ありきなのでしょう。
やりたいことを作ろう!
だから、変わりたいなら本当にやりたいことを作りましょう。
現状を変えられなかったり、習慣が長続きしないのは、やろうとしていることが本当にやりたいことではないからです。
ただでさえ、人間は目先の利益を優先し、現状維持を好む傾向にありますから、やろうとしていることがあまりやりたいことではなかったら、これらの人間が持っている傾向に負けやすくなってしまいます。
やりたいことがない?
ならば作リましょう。
やっていてワクワクするものを挙げ、その中から最もワクワクするものを選びましょう。それがあなたのやりたいことです。
それがやりたいことだと思って、過去を振り返ってみて下さい。過去の中に、あなたのやりたいことに関係した事が見え隠れしているはずです。やはりそれは、あなたが本当にやりたいことだったんですね。
と言う具合に。
わたしがタスク管理を「やりたいこと」に仕立て上げたのもこの手法です。
自分がワクワクするもの、おもしろいと感じるものが最初に必要ですが、あとは芋づる式です。一度やりたいことを決めてしまえば、カラーバス効果で過去の解釈が変わり、何の変哲もない過去が「わたしが『やりたいこと』をやることになったストーリー」になるのです。
人間の認識なんてこんなものです。だからわたしは「やりたいこと」にキラキラしたエフェクトはかけませんし、運命の出会い♪だとも一切思いません。すべては思い込みでしかない。
夢も希望もありませんか?
わたしは夢と希望しか感じません。
だって、やりたいことを自分の思い通りに作れるのですよ?
天から与えられるモノでもなく、探しに行って見つけるモノでもなく、自分の中に眠っているモノでもなく、我々自身で作り出せるのです。人生の主導は我々にあるのです。
自分でやりたいことを決め、周りに「それは盲信だよ」と言われようが、「バカヤロウ!これが俺が選んだ、俺の道でぃ!」と信じ抜き、最期まで邁進する。最高の人生だと思います。
以上!アイドリングタイムのイド♂(@idomars)でした。
ありがとうございました!