1本5300円。それだけの価値はあるのか。
京都の鯖ずし専門店、朽木旭屋の赤尾極姫合せを頂きましたので紹介します。
記事の要約
なぜ京都で鯖ずしなのか?
鯖ずしはスーパーでも売っているほどポピュラーな料理ですが、元は福井県若狭地方の鯖をお祭りなどの際に、京都で食すために作られたとされています。
つまり、鯖ずしは福井~京都が本場なのです。
冷蔵技術が発達する以前に、京都の場合は鯖街道を通り若狭地方から、岡山県新見の場合は山陰から運ばれる塩干物の塩鯖が貴重な海産物であり、この鯖を利用した寿司が定着した。
寿司 – Wikipedia
福井から京都へ鯖を運ぶ際に使われていた道「鯖街道」には、鯖ずし屋が点在しています。
▼ここら辺。
わたしは鯖ずしが大好きで、京都にいた頃、「鯖街道」を通る際には、タイミングがあれば必ず買って食べていました。
朽木旭屋の極姫合せ
久しぶりにスーパーのものではなく、ちゃんとした鯖ずしを食べようと、奈良若草山トレイルランの後、京都駅の伊勢丹地下二階食品売り場で鯖街道に本店を構える朽木旭屋の赤尾極姫合せを買いました。
お値段1本5300円。
鯖街道の鯖ずしは総じて高く、最低でも3000円前後はします。
京都にいるときも「鯖ずしにこんなにお金かけてアホみたいだな。」と思いながらも、脂の乗りがスーパーのものとは比べものにならないほど良いので買っていましたが、赤尾極姫合せはそれ以上。
HPによると、「三段結晶仕込みの特上白砂糖」と「自然米酢富士」で「大吟熟成仕込み」をした「旬鯖”赤尾”」を「中野俊一氏の米」と合わせ、「職人が手作業で作った昆布」で巻いた一品とあります。
鯖ずし 朽木旭屋 - こだわりの鯖ずし
それだけの価値がある気がしてきた。
せっかく食べるのだから最高級のものにしようと決意固く売り場に向かいましたが、結局半分のサイズの4切れ2650円のものを買いました。
一食に5300円かける勇気が出ませんでした。。
実食
新幹線の中で駅弁代わりに頂きました。
▼保冷剤とともに緩衝材で包まれています。伊勢丹のシールがまぶしい。
▼金文字です。
▼竹皮に包まれており、高級感漂う。
▼ザンッ!4切れでも結構ボリューがありそうです。
▼この鯖の厚み!全体の半分が鯖!幸せ!
▼それでは、いただきます。
ウマイ!
身の厚くギュッと締まった鯖全体に酢がしっかり染みこんでいます。
昆布に厚みがあり、すしにかぶりつくプチッと歯切れの良い食感をもたらしてくれます。
酢の酸味を昆布の甘みが中和し、マイルドな味わいです。
▼360度、1枚ものの昆布で覆われています。
4切れでも酢飯は固めてあり、密度が高いので、お腹いっぱいになりました。
総括
お店のおばちゃんに、極姫合せと朽木旭屋の他の鯖ずしとの違いは何かと聞いたところ「鯖の厚みだよ」と言われたとき、「数ミリの厚みの差だけで何千円も違うんかい」と思いましたが、意見を変えます。
鯖の厚みは正義!
口に入れたとき、鯖よりも酢飯の量が多かったら悲しいですからね。
鯖がドンッと存在感を持っていなければ鯖ずしじゃありません。
JR京都駅直結の伊勢丹地下二階で買えますので、京都に立ち寄られた際はぜひ。
以上!アイドリングタイムのイド♂(@idomars)でした。
ありがとうございました!
~~編集後記~~
京都に居たときは8切れ食べてました。
小食になった様です。