[i]親指シフト習得までの道~8日目|1575分経過~

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親指シフト生活8日目が終了しました。

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記事の要約

8日目の投入時間150分

8日目は、ブログ作成で90分、仕事で60分ぐらい文字を打つ時間がありました。

打った文字数は、感覚ですが2000文字ぐらいかと思います。

純粋な練習時間はありませんでした。

8日目終了時点で、投入時間840分+735分=1575分、練習文字数25780字、実践文字数約8000字です。

新たに始めたこと

ThinkPadのキートップが薄いからかも知れませんが、シフトと同時に上段の[R][T][Y][U] を打つのがなかなか厳しいです。

シフトキーの位置が高い方が明らかに打ちやすいからです。
[i]親指シフト習得までの道~5日目|990分経過~ | アイドリングタイム

こう書いたように、シフトキーに高さが欲しい。

ということで、下記記事を参考にキートップを作りました。
親指シフト orzレイアウトのホームポジションキートップの印がほしい! | ものくろぼっくす

キートップと言っても、目的はシフトキーの高さを出すことなので、φ10×3mmとφ6×1.5mmのクッションゴム2種類をホームセンターで買ってきました。

▼φ10×3mm

20150707_oyayubishift-01

▼φ6×1.5mm

20150707_oyayubishift-02

高さ3mmの方は高くなりすぎて、逆に上段のキーが押しにくくなったので、すぐ却下。

高さ1.5mmの方のベストポジションを見つけたらまた報告します。

1575分の成果は…

親指シフトへの苦手意識がなくなりました

今までは親指シフトで文字を打つのがイヤでしたが、今では全くそんなことありません。

もう普通に使えています。(こんな長文を書くほど。。)

タイプウェルでの集中練習のおかげで、考える時間が激減したおかげだと思います。

配列業界用語おおざっぱ解説

親指シフトを初めて1週間のわたしが、配列業界で使われている用語をざっとまとめてみました。次項の配列紹介で使うものもありますので、ざっと目を通しておいて下さい。

打鍵

キ-を打つこと。

下記サイトの解析データからわかるようにローマ字入力はきわめて打鍵バランスが悪い
1万字のかなを入力する場合の打鍵数
考 …

NICOLA配列もなぜかほとんどの日本人の利き手とは逆方向の「左手」の、動かしづらい「小指」や「人差し指」に頻出音を配置しており、バランスが良いとは言えない。

運指

文字通り、指の運び。元々は楽器の演奏用語。

配列業界で「運指が良い」は「少ない指の移動量、かつ指を動かしやすい配置から配置への移動で文章を打てる」ことを意味し、「運指が悪い」はその逆を意味する。

下記サイトの解析データからわかるようにローマ字入力はきわめて運指が悪い
最適化計算によるかな配列『月見草』 – 運指の可視化

また、打鍵の参考サイトのNICOLA配列の図に戻ると、サイトにも書いてあるように[T]や[Y]という人差し指が伸びきるキーと同じ手のシフト同時押しという、人差し指と親指に一番負荷を与える組み合わせの打鍵頻度が低くないので、NICOLA配列も運指が良いわけではない。それでもローマ字よりは全然マシだが。

清濁同置・清濁別置

清濁同置とは清音(「は」など)と濁音(「ば」など)が同じキーに割り当てられていること。清濁別置とは清音濁音が別のキーに割り当てられていること。対象は半濁音(「ぱ」など)や拗音(「しゃ」など)にまで及ぶこともある(その場合、清濁拗同置となる)。

清濁同音の配列は濁音の配置を覚えやすい。清濁別置の配列は、音の出現頻度から優先的に配列を決められるので打鍵バランスや運指が良い

つまり、清濁同置と打鍵バランス&運指はトレードオフの関係となる。

NICOLA配列は覚えやすさ重視の清濁同置の配列である。

同指連打・同手連打

同指連打とは文章を打つ際に、同じ指で連続でキーを打つこと。同手連打とは文章を打つ際に、同じ手で連続でキーを打つこと。

この動作を行うと音と音の間の打鍵スピードが落ちる。文章の全てを右手左手の交互打鍵で行うのが理想だが、打鍵バランスや運指との兼ね合いもあるので、配列作成時にはちょうど良い落としどころを見つける必要がある。

親指シフト(NICOLA配列)練習中のわたしが気になる配列

前回と上記でサラッと触れていますが、NICOLA配列は昔はベストの選択肢だったかも知れませんが、今もそうであるとは到底言えません。そこで、わたしがかな入力無学の状態に戻るなら何を習得するかと言う観点から、気になる配列を挙げてみました。

ただし、わたし自身NICOLA配列を始めて1週間の若造であり、どの配列も試打していないので、認識が間違っているかも知れません。下記はあくまでも参考情報として見ていただき、習得を決めるのは、ご自身でも十分調べてからにした方がいいと思います。

Orzレイアウト-NICOLA配列の運指改良系

NICOLA配列は性能の面ではあとから作られた配列に劣りますが、昔からあり、勝間さん立花さんの啓蒙活動もあったので、利用者が多いという点は他の配列には負けません。それだけ、ネット上に情報が転がっているということにもなります。

そういう面から、「どうしてもNICOLA配列を習得したい!」という方は、NICOLA配列の右手の配列を1キ-分右にずらしたOrzレイアウトをオススメします。

Orz layout

Orzレイアウトでは、右シフトとの同時に押すキ-の押しにくさが改善されています。

飛鳥カナ配列、蜂蜜小梅配列-NICOLA配列の運指全面改良系

飛鳥カナ配列(以下飛鳥)、蜂蜜小梅配列ともにNICOLA配列と同じ親指シフトでの入力方法を採用しています。ただ、キー配置は別物です。
飛鳥開発完了宣言 (決定版「飛鳥」&「飛鳥123」公開)|飛鳥カナ配列 ☆未来の子供たちへの贈り物☆

[61℃] 蜂蜜小梅配列<清濁拗同置のハイブリッド同時打鍵>

パッと見たところ、飛鳥は徹底した運指重視、蜂蜜小梅は運指に加え配置の覚えやすさも考慮した設計思想のようです。

飛鳥制作者の下記記事の小梅配列(蜂蜜小梅の前身)評と、

年末にあたり四大?親指シフト配列を総括する!|飛鳥カナ配列 ☆未来の子供たちへの贈り物☆

下記、蜂蜜小梅制作者の飛鳥と小梅の比較記事の両者のバチバチ具合がスゴいです。

Weblog 61℃: 飛鳥と小梅の違いとは。

切磋琢磨してお互いの配列を成長させていったことが読み取れます。

飛鳥は、他の方が手を加えた「かえであすか」などの派生もあります。

日本語入力法「かえであすか」まとめWiki – トップページ

蜂蜜小梅は「りゃ」などの拗音も1打で打てます

親指シフト(NICOLA配列)のメリットでよく「日本語の音とキーが連動して・・・」と書かれますが、拗音も1打で打てる方がより連動するのは明らかです。

しかも蜂蜜小梅は清濁拗同置です。正確に言うと拗音は同置ではありませんが、同置と覚えやすさは変わりません。

拗音が1打で打てなかった小梅配列の時に、飛鳥の制作者に清濁同置の批判を受けていましたが、拗音を含むようになり、清濁拗同置の蜂蜜小梅制作者の設計思想がより活きるようになったと言えます。

蜂蜜小梅のサイトの「蜂蜜小梅配列を解析する」の項目を見ると、運指は清濁拗同置なので横に置くとして、打鍵数や打鍵バランスは、後述する最高の効率を誇る新下駄方式に迫る性能を誇るようです。

総括

今回は配列業界用語と親指シフト系配列を紹介しました。

次回は中指シフト系を紹介します。

これらをまとめるため、NICOLA配列の練習時間が取れていませんが、今からかな入力を習得しようとされている方に後悔して貰いたくないので練習時間を犠牲にしてもまとめます。

入力方法変更はかなりの時間コストを必要とし、どの入力方法を習得するかは非常に重要になるということを実感しているからです。

最後に、まだかな入力への変更をためらっている方に蜂蜜小梅の制作者からの一言を。

Qwertyローマ字配列のキー別打鍵頻度は出鱈目すぎて、正気の沙汰とは思えません。
[61℃] 蜂蜜小梅配列<清濁拗同置のハイブリッド同時打鍵>

<2015/7/8 追記>
中指シフト系で気になる配列を紹介する記事を書きました。

[i]親指シフト習得までの道~9日目|1775分経過~ | アイドリングタイム



photo credit: thumbs up via photopin (license)

edited by WorkFlowy×ハサミスクリプト


以上!アイドリングタイムのイド♂(@idomars)でした。


ありがとうございました!

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