photo credit: Mike Souza via photopin cc
わたしは椎間板ヘルニアを患っています。
今回はわたしの経験から椎間板ヘルニアの恐ろしさをお伝えしようと思います。
記事の要約
予兆
あれは忘れもしない2012年の夏。
わたしは京都での仕事が忙しく、土日は疲れのため何もやる気がせず、基本的に寝続けていました。
ある日、いつも通り5度寝ほどして「さすがにそろそろ起きなきゃ」と思い身体を起こそうとしたところ、
「あれ?腰が痛くて起きれない。。」
あまりにも痛かったので病院に行くと、「椎間板ヘルニアっぽいね」との診断。
数週間後に浜松へ異動する必要があったので、詳しい診察を受ける暇無く、コルセットを買ってそのまま浜松へ。
発症
浜松に引っ越し、コルセットを巻き痛みに耐えながら数週間過ごすと、徐々に痛みが引いてきたので、結局このときは病院へ行きませんでした。
その後、マラソン、ロードバイクなどを開始し、肉体的に充実した日々を送っていました。
しかしちょうど1年ほど過ぎた2013年夏のある日、ロードバイクの練習の帰りに腰に違和感を感じ、病院へ行くと、椎間板ヘルニアとの診断。
自分の背骨から随核が飛び出しているレントゲン写真を見るのは、なかなかショッキングな体験でした。
「ヘルニアには根本的な治療が外科手術以外存在しない」ということを知っていたので、「ああ、終わったな」と思いました。
苦痛
わたしの症状としては、右腰の痛みに加えて、右下腿前面外側に痛みが出るオマケつきです。
座っているだけで腰も足も痛くなるというのは拷問に近く、仕事はまだ我慢してやれますが、プライベートの活動はほとんど出来ず、土日は寝たきりの生活に戻ってしまいました。
わたしは身体を動かすのが好きなので、腰の痛みで運動が全く出来ない日々はただただ苦痛でした。
どうにかして治そうと、病院で薬をもらったり、リハビリ(電気・赤外線治療、けん引)をしたり、それとは別に針治療も行いましたが、効果上がらず。
通院&薬代、針代もバカにならないことに加え、大して効き目のない治療のために毎週休日の1/4を使ってしまうのが勿体ないと感じ、3ヶ月程度で両方やめてしまいました。(時間の経過と共に症状は少しずつ軽くなっていました)
回復
2014年の初めには、日常生活を送る上では問題無いほどまで自然治癒していましたが、走るとすぐに腰や右足が痛み、運動はまだまだ出来ない状態。
わたしはどうしても運動を再開したかったので、以下の2つの治療法を試し始めました。
1.整体
「背骨が歪んで随核が出てるのなら、骨を正常な位置に戻したら治るのではないか?」という単純な思いつきです。
ラーメン屋のおっちゃんに教えてくれた地元で評判の整骨院で、全体の骨の調整をして貰いました。
すると、施術後に痛みが少し和らぎ、確かに効果があると実感。
初めの1ヶ月半ほどは、骨のバランスが悪すぎたため、毎週通う必要がありましたが、今は1週間おきの通院で何の問題もありません。
2.腰痛ストレッチ
整体と平行して、腰痛持ちの中では有名な中川式ストレッチを始めました。
中川式ストレッチを採用したポイントはそのコンセプトにあります。
中川式のストレッチングベンチでの前屈運動は、脊柱管内で神経のまわりの硬膜が上下することにより、脱出したヘルニアを引圧になった椎間板に押し戻す作用と、項目の上下動で感あのように削る作用で小さくしたり扁平にして治していきます。
via 腰痛は絶対治る!ーひとりでできる速効治療のすべて
このヘルニアを自らゴリゴリ削っていくという豪快なやり方が気に入りました。
ストレッチは今も毎日続けています。
結果、現在は10km以上ジョギングが出来る程度まで回復しました。
総括 : 腰痛にはならない方が良い
腰痛を発症するとすべてのやる気が削がれ、仕事プライベート問わず生産性が著しく低下します。
未来の他者や自分のためのタスクをこなすことより、現在の自分に襲いかかってくる痛みへの対処の方がどうしたって優先順位は高くなりますから。
さらに、前述の通り、発症してしまったら手術をしないと治らない可能性もあります。
わたしの場合は運良く1年程度で、発症してから運動が出来る状態まで回復しましたが、何十年も腰痛で苦労されている方もいらっしゃいます。
実際わたしも症状が軽くなるまで、何十年も苦しむことになるのかと思い、気分が滅入っていました。
暗い未来しか見えないと、あらゆる活動へのモチベーションを保つことができません。
腰に負担がかかる作業をしている方は、本当のホントに、予防に力を入れて気をつけた方が良いです。
以上!アイドリングタイムのイド♂(@idomars)でした。
ありがとうございました!
~~編集後記~~
というわけで、これから数回、腰痛について特集していきます。