GTD、ポモドーロ・テクニック、タクスシュート方式、クラウド活用等々、世の中にはありとあらゆるライフハックが溢れており、私たちを助けてくれる。
しかし、勘違いしてはならないのはライフハックに長けているからと言って、仕事が出来るとは限らないということだ。ここでの「仕事が出来る人」とは「会社が手放したくないと思う人材、市場価値の高い人材」という意味とする。
ライフハックはすぐに実行でき、すぐに効果を体感できるものが多い。GTDの収集行程で頭の中にある心配事を全て書き出せば、気分がスッキリするし、ポモドーロやタスクシュートでタスクをこなしていけば、ストレス少なく仕事を進められるし、外部記憶装置としてクラウドを活用すれば、「あれなんだったっけ?」となることがなくなる。
7年前にライフハックに出会った私はすぐに効果が得られ、ストレスが減っていくことから次々とライフハックを学んでいった。しかし、今現在、特に仕事が出来るというわけではない。
確かに、人よりストレスなく仕事をしているし、多少は効率がよいかも知れない。だが、若手の中で最も評価が高いわけでも、外部からヘッドハンティングされるような実績も上げていない。
なぜか?
それはライフハックの性質が-を0にするという点にあるが、仕事は0を+にしなければ評価されないからである。
ライフハックを実践すれば、ストレスは減るし、時間も作れる。が、その空いた時間で新しい企画や提案を考えたり、顧客への新しいアプローチ方法を考えたりと、0を+にする創造的な活動をしなければ仕事が出来るようにはならない。
ライフハックを紹介している方々は卓越した成果を上げられているので、「これが出来るようになったら私も!」と夢広がるかも知れない。しかし、その方々の成果の根源は彼らが紹介しているライフハックではなく、ライフハックの活用によって空いた時間や精神的余裕を投入して捻り出された0を+にした何かである。
この点を勘違いしてはならない。
すぐに成果が出て、デキる気分を味わえるライフハックのみに傾倒していてはいけない。
以上!アイドリングタイムのイド♂でした。
ありがとうございました。
~~編集後記~~
今回は自戒の念を込めて書きました。
自分のことですが、創造性のない人間ほど、ライフハックに傾倒しやすくなるのではと思います。
ーを0にするライフハックは方法論が確立されていて、すぐに真似できますが、0を+にする方法は誰も教えてくれない(一般的な方法論を確立出来ない)ので、自分で0から考え出すしかありませんから。