[i][レビュー]RX100M3からRX100M4に乗り換えるか本気で検討してみた

DSC-RX100M4_Right

1年前、発表と同時に惚れ込んで買ったRX100M3の後継機、RX100M4が米国で発表されました。(製品名はRX100Ⅳですが、メーカー型番はRX100M3と同じく、DSC-RX100M4なので、本ブログではRX100M4とします。)

わたしは「より良いガジェットが出たらすぐに乗り換える」をモットーにしていますので、さっそくRX100M3からRX100M4への乗り換えを検討しました。

今回はそのまとめをシェアします。

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RX100M3からRX100M4に乗り換えたい4つの理由

まずは、乗り換えるに値する理由を考えました。

世界初DRAMチップ積層型裏面照射CMOSセンサー「Exmor RS」

RX100M4の一番の目玉は世界初DRAMチップ積層型裏面照射CMOSセンサー「Exmor RS」でしょう。

▼世界初DRAMチップ積層型裏面照射CMOSセンサー「Exmor RS」

20150614_rx100m3_to_rx100m4-1

メディアでは、「この新型センサーにより4K撮影が可能になった」と、動画技術の革新のみが言及されがちですが、静止画撮影の能力も大幅に向上しています。

▼読み出し速度が従来機の5倍速い!

20150614_rx100m3_to_rx100m4-4

ここでは新型センサーによってパワーアップした機能について紹介していきます。

連続撮影枚数が16コマ/秒にUP!

RX100M4では連続撮影枚数が16コマ/1秒になり、RX100M3から6コマ増えてます。

▼この大幅なスペックアップは、DRAMを積んでバッファが増えたおかげでしょう。

20150614_rx100m3_to_rx100m4-3

シャッタースピード1/32000秒!

シャッタースピードを1/32000秒まで上げられます。

そのおかげで、メチャクチャ速く動く被写体でもピタッと捉えられます。

▼RX100M3だとこうなっちゃう写真が

20150614_rx100m3_to_rx100m4-5

▼RX100M4だとこう!

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シャッタースピードが速くなったおかげで、逆光などの非常に明るい環境でも絞りを絞る必要がなく、ボケを活かした表現ができます。

▼RX100M3だとこうなっちゃう写真が

20150614_rx100m3_to_rx100m4-7

▼RX100M4だとこう!

20150614_rx100m3_to_rx100m4-8

上図の英文を引用しすると、下記になります。

The super-fast Anti-Distortion Shutter achieves wide-range shooting coverage up to EV 19. You can shoot photos in extremely bright conditions, even with defocused backgrounds. 
Sony Corporation of America

つまり、「EV 19の超明るい環境でも、ボケた写真が撮れるよ!」という意味 (超意訳) ですが、その意味は以下となります。

下図の絞りとシャッタースピードの関係によるEV値の図を見ると、EV 19の明るさで1/32000秒で撮影しようとすると、F値を4.0にする必要があります。(赤の部分)

▼右下太枠内の数字がEV値です。

20150614_rx100m3_to_rx100m4-9

しかし、RX100M4にはRX100M3と同じく3段分のNDフィルターが付いているので、それを使えばF値1.4で撮影ができるようになり(青の部分)、RX100M4の開放F値1.8で、背景をボカして撮影できるという意味になります(公式サイトの文章にも”Using built-in ND filter.”の注意書きがある)。

動体へのAFスピード0.09秒

ファストインテリジェントAFが進化し、動体にも0.09秒でピントが定まります。

Both of the two new models feature an upgraded Fast Intelligent AF system that enables high-speed, high-precision contrast detection of a moving subject in as little as 0.09 seconds. 
Sony Corporation of America

EVFがより高精細に

EVFの解像度がRX100M3のSVGA(800×600)からXGA(1024×768)に上がりました。

20150614_rx100m3_to_rx100m4-12

これで、ソニーのフルサイズ機α7シリーズと同じスペックになりました。

RX100M3からRX100M4に乗り換えない5つの理由

乗り換えたい理由を考えた後、乗り換える必要のない理由を考えました。

動画を撮らない

上で「新センサーは静止画にも好影響!」と書きました。

とは言っても、やはり新センサーは4K動画のためです。

わたしは動画は撮りません。

だから、わたしからすると「使わない機能が大幅強化されたなぁ」という感じです。

動くものを撮らない

わたしは動くものも撮りません。

だから、シャッタースピードや動体AFの機能向上の恩恵をわたしが受けることはないでしょう。

逆光でボカした写真は撮らない

「まぶしいっ!」と思う晴天の雪山のEVは16です。

上記の作例のような逆光でしか、EV 19なんて条件にはなりません。

そんな条件で作例のようなボカした写真を撮るシチュエーションを思い付きません。

作品を撮る人ならありえるかもしれませんが、見たままを撮る人にはあり得ないシチュエーションだと思います。

撮影枚数が減っている

撮影枚数がRX100M3の約320枚から約280枚に減っています。

なぜかファインダー使用時は、RX100M3と同じ約230枚で変わりませんが、今でさえ「電池保たないな」と思っているのに、これ以上電池が持たなくなるのはちょっとキツい。

もう一段階センサーを改善する可能性がある

2012年にスマホ用の裏面照射積層型CMOSイメージセンサを発表された際、同時に下記の発表がされています。

今回商品化される「Exmor RS」3モデルには、従来のRGB画素に、感度の高いW(白)を追加。独自のデバイス技術と信号処理により、画質を損ねることなく感度を向上したという。この機能は「RGBWコーディング」機能と名付けられている。

 また、撮影時に同一画面内で2種類の露出条件を設定。撮影された画像に信号処理を加えることで、ダイナミックレンジの広い画像を生成できるHDR(ハイダイナミックレンジ)ムービー機能も備えている。
ソニー、世界初の積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS」 -AV Watch

しかし、今回のRX100M4ではこれらの機能は紹介されていません。

次のモデルチェンジのために温存しているのではないかと、わたしは思っています。

もしかすると、1インチ以上のサイズであれば十分な受光面積を取れるので、上記の機能を付ける必要はないという話かも知れません。

しかし、2012年の発表の際、ソニーは下記の発言もしています。

積層型にする事で、支持基板の有効活用ができ、小型化が可能になる。「1/4型808万画素のSOCタイプでは40%程度のサイズが実現でき、CCDより小さいCMOSも作れる。また、画素と回路領域でそれぞれに特化したものが作れるので、高画質化などのメリットもある」
ソニー、世界初の積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS」 -AV Watch

小型が可能であれば、1画素あたりのピッチをこれまでよりも広く取れるはずです。

それができなくても、高画質化はできるはずです。

今回のRX100M4の発表では、このどちらも言及されていません。

今回は読み出し速度の向上だけでしたが、次回のモデルチェンジでは画質の向上があるのではないか。

こういう妄想が始まり出すと、次モデルを待ちたいという気持ちが強くなってきます。

価格が高い

これまで色々書きましたが、最大の理由はコレ。

販売価格が約$1000ということは、日本での販売定価はどう安く見積もっても10万円を超えます。

▼RX100のときは7万円台、

20150614_rx100m3_to_rx100m4-11

▼RX100M3のときは9万円台。

20150614_rx100m3_to_rx100m4-10

今、RX100M3の価格を見返して、「よくこんな高い物買ったな。。。」と思っているぐらいですから、10万円超になったらさすがに手が出ません。。。

(曲面型センサー、F1.8通しの24mm-100mmレンズになったら買っちゃうかも知れませんが)

総括

ということで、簡単に言ったら「価格が高い」という理由で買い換えは断念しました。

そもそも静止画派と動画派って別の層だと思うんですよね。

動画を強化したRX100M4には、RX100M3を買った静止画派は食いつかないと思います。

静止画派は、RX100M3か半値にまで下がったRX100を買うのが正解です。

もちろんRX100からRX100M3へ乗り換えたわたしとしては、RX100M3をオススメします。


【参考】RX100M3の記事、全まとめもあります⇒idle018_RX100からRX100M3に買い替えを決めた14の理由+まとめ | アイドリングタイム



RX100M4は買わないことにしたので、RX100M3をパワーアップさせました。
中望遠マクロ撮影ができるようになり、RX100M3に死角なしです。
[i][レビュー]RX100M3にMagFilter&クローズアップレンズを付けた | アイドリングタイム





以上!アイドリングタイムのイド♂(@idomars)でした。


ありがとうございました!


トップ画像はhttp://photos.prnewswire.com/prnh/20150610/222165より
その他製品画像および説明画像はSony Corporation of Americaより抜粋

~~編集後記~~

ソニーは「プロの使用に耐えられる」を強調するけど、それよりも「人よりもカメラが好き」って層をターゲットにした方がいいと思う。

価格が高すぎるコンデジって需要ないでしょ。

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